Archive for the 映画 Category

    映画「Beautiful Losers」

    3月にSXSWフィルムフェスティバルでプレミア上映されるドキュメンタリー映画「Beautiful Losers」が面白そう。これは、スケーター、グラフィティ、音楽など、90年代前半のD.I.Y的なアメリカン・カルチャーを総まとめして話題になった同名展覧会の映像化。このカルチャー界隈の中心的存在だったニューヨークの「Alleged Gallery」のオーナーで、展覧会のキュレーションをしたアーロン・ローズが映画でも監督をつとめている。展覧会同様、Thomas Campbell、Shepard Fairey、Margaret Kilgallen、Harmony Korine、Geoff McFetridge、Barry McGee、Mike Mills、Aaron Rose、Ed Templetonなどオールスターが映画にも登場する。

    http://beautifullosers.com/

    Allegedとかは、ハーモニーとかは、自分がNYに住んでて多感な(?)頃にまさに起ってたカルチャーだった。一般公開が楽しみ。日本では、ファントム・フィルムの配給でシネマライズで公開される予定とか。




    #アーロン・ローズは、最近、話題のフリーマガジン「ANP Quarterly」でCOエディターをやっているらしい。

    エアギターのドキュメンタリー映画

    エアギターについてのドキュメンタリー映画を観に行こう!と、お誘いをいただいたので行って来た。


    http://www.miraclevoice.co.jp/airguitar/


    日本でも有名なエアギター世界選手権は90年代後半から世界各国のエアギタリスト達が集まってフィンランドで開催されているが、意外なことに2003年の大会までアメリカからの参戦はなかった。アメリカ初代表が参加することになったこの年の地域予選から代表決定、世界大会出場に至るまで、アメリカン・エアギタリスト達を追ったのがこの「エアギター エピソード0」(原題:Air Guitar Nation)だ。

    エアギターというと、ちょっとジョークというかバカらしいイメージもあるけど、この映画は普通に真剣。冒頭から「エアギターはアートだ」とみんながシリアスに語る。ある関係者がインタビューで「Air Guitar is intangible.」と語っていたとおり、まさに空気を扱い無形な表現を追求するエアギターはアートのフォームとして考えても奥が深い。

    ちょっと色物なアメリカ・チャンピョンと毎回2位ながらどうしても世界制覇の夢が捨てきれないカッコいいエアロッカーの勝負をメインのプロットにしてエアギターの魅力をうまく描いている。世界から見たアメリカの扱い(=嫌われ者w)など細かいエッセンスもよく機能していて、ドキュメンタリーとしての完成度がとても高い作品だった。

    エアギター・プレーで重要なことは airness (エアーな感じ)らしい。この映画に登場するすべてのエアギタリスト達が自分なりのエアネスを探している。人が何かを真剣にやっている姿というのはとても美しい。いろんなインスピレーションがある映画だ。おすすめ!

    誰が電気自動車を殺したのか?

    「Who Killed the Electric Car?」という映画が現在アメリカで公開中。実用レベルまで開発されていたGMの電気自動車が、アメリカ市場で、結局は定着しなかった”事情”を追っかけたドキュメンタリー映画だ。

    http://www.sonyclassics.com/whokilledtheelectriccar/

    車の燃料としての電気の対極にあるのは、、、ガソリン。

    アメリカにおける政治とビックビジネスのあいだの闇的な原則を突く内容になっているよう。予告編を見ただけなので、作品としては良いのか悪いのかわからないけど、エネルギー問題と環境問題をひと味違った視点で知る事ができそうな予感。ゴアの映画に続いてこれも見たい。

    Art School Confidential

    映画「Ghost World」の監督、Terry Zwigoffの最新作。5月からアメリカで公開中。タイトルのとおり、アートスクール&アート・ワールドが題材で、トレイラーを見たらペッカーな感じで面白そう。脚本はアメリカンコミック作家のDaniel Clowesが手がけている。John Malkovichがでているあたりも注目か。

    asc_poster.jpg
    Art School Confidential オフィシャルサイト
    http://www.sonyclassics.com/artschoolconfidential/


    映画のプロモーションでDaily Showに出演したジョン・マルコヴィッチ。
    http://www.youtube.com/watch?v=LDcbuAckxtE

    アルゴアの地球温暖化問題ドキュメンタリー

    Joi Ito’s Webに、映画「an inconvenient truth」のことが書かれていた。an inconvenient truth は5月24日からアメリカで公開されるドキュメンタリー作品で、前アメリカ大統領候補のAl Gore (アル・ゴア)の地球温暖化問題への取り組みを通して、温暖化問題の真実とリスクを描いている。

    http://www.climatecrisis.net/

    トレイラー↓を見たら面白そうなので、早くみたい 。


    先週Wiredの最新号を買ってまだ読んでなかったのだけど、そーいえば表紙がゴアだった。こういう事だったのか。
    wired1405.jpg この映画で気になったのが、Participant Productionsが制作をしているということ。ここはebayの最初の社員で社長のJeff Skoll が2004年に設立したエンターテインメント会社。Good Night, and Good Luckが話題になった今年のアカデミーあたりからメジャーフィールドでもこの会社の名前を聞くようになったように思う。ハリウッドパワーを利用して社会問題をスプレッドして世の中を動かすのを使命とし、単なるエンターテインメントではない問題提起色の強い作品をリリースしているのが特徴。いわゆるネットのCGMの盛り上がりで映画とか作品について、Pro(賛成)なりCon(反対)なりフリーなディスカッションが出来る環境が整った今、こういう戦略の映画会社が出てくるのはとても面白いし、うまい。マスメディアの存在意義を考える上でも面白いケースだと思う。アル・ゴアの映画の後にも、「The World According to Sesame Street」や「Fast Food Nation」(制作はイギリスの会社なので、配給のみ)など、面白そうなラインナップが控えている。注目。
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