day1 : Jeff Wall 個展 at SFMOMA

 眠気をこらえてSOMAエリアにあるサンフランシスコ近代美術館(SFMOMA) に行った。今年頭にニューヨークでやっていて話題だったJeff Wallの個展が目当て。

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http://www.sfmoma.org/exhibitions/exhib_detail.asp?id=266

 Jeff Wallはカナダ人の作家。大きなスライド写真をライトボックスで裏から照らして展示するのが彼の作品の特徴。サイズはヨーロッパの老舗美術館にありそうな昔の大きなスケールの絵画に、ライトボックスは街の広告看板からインスパイアされたという。
 
 写っているのは北斎の浮世絵のようなアートヒストリ上で著名な作品の再現や、ドキュメンタリー的に特異な瞬間を捉えたようなもの。これらは俳優を使って場面をセットアップした上で撮影し、複数の素材をモンタージュ(=合成)するという映画的なプロセスで作られたものだ。彼の作品の中には、何の変哲もない如何にも自然な写真という作品も多く、雑誌のページをめくっているように簡単に素通りしてしまいそうになるほどだ。それらが、作家の演出により完全に構築されたものだという前提を知ると面白さが極端に増す。

 彼は作品となる対象を見つけたときに、場面をまず記憶に留めるという。写真家なら撮りたいものがあった瞬間にシャッターを切るというのが一般的だけど、その場面をあとで再現して写真にするというのが彼のやり方だ。それを彼は「I begin by not photographing…」と表現している。この言葉にJeff Wallの面白さが凝縮されていると思う。

SFMOMAでの Jeff Wall の個展は、2008年1月27日まで。Macworld のついでに是非。

個展の内容を少し見れる特設コンテンツ(作家の動画もあり)

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