Monocle 発売開始

元wallpaper発行人のタイラー・ブリュレによる新雑誌として、また日本的には中田ヒデが関わる新プロジェクトとして、注目を集めていた話題の「Monocle(モノクル)」が15日に創刊。日本でも、17日から店頭に並んだ。

moncle mag @ aoyama book center,shibuya

ファーストインプレッションとしては、とにかくインターナショナルで、切り口がユニーク。雰囲気だけで終わっていなくて超本気。創刊号では6つの大陸の約20のロケーションから、各地の情勢、ビジネス、カルチャー、デザイン、トラベルなどについて、ユニークな視点とまとまり感でエディットしている。

表紙と巻頭は日本の海上自衛隊特集、アフリカで増えている中国人コミュニティの話、レゴCEOへのインタビュー、ビジネスクラスエアラインの分析、サンフランのレコ屋、サンダンス、沖縄でのファッションフォト、ウィスコンシンの靴職人の話とかとか、一冊の雑誌に収まっているのがおかしいと思えるほど、情報量、文章量が多い。

あえていうとしたら、New York TimesとInternational Herald TribuneとFinatial Times Weekendなどのニュース系メディアのおいしいところをまとめて読みやすくして、写真やイラストなどのクリエイティブをもっとおしゃれにして、総合的に親しみやすくした感じ(難)。

ジャーナリスト出身のタイラーのセンスが抜群に発揮されている。wallpaper*的なネタのキャッチーさもある。いい感じのフィルタ具合。ネットの情報だけで自己の興味中心の情報閲覧に陥ってしまいがちな状況をフォローしてくれるような、まさに究極のエディトリアル。今の時代らしい雑誌の役割というか姿を提案できているのではないかと。

Monocleのエディター Andrew Tuck が、independent紙に寄稿した記事の中で、Monocleを作る上での10のルールというのを掲載していた。これを貫いて、新しいメディアが作れるというのは、とてもうらやましい。

http://news.independent.co.uk/media/article2259497.ece

なかでも
2) フォーカスグループは忘れる。=マーケティングリサーチは必要ない。
3) 機会を見極める。= 他の同じような情報ソースは使わず、自分たちで手をかけて記事を作る。
4) 写真に予算を割く。
5) 国際的なチームを作る。
あたりに共感。



http://www.monoclemagazine.com/

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